2017年1月20日金曜日
(No One Knows Me) Like The Piano - Sampha 和訳
自分が感情移入した曲は何曲もあると思います。
そういう曲って当時の感情を思い出させてくれるので
忘れることは無いと思いますし、そういう曲が書ける
アーティストって素晴らしいと思います。
Samphaもその一人で、この曲は
では和訳へどうぞ
[Verse 1]
No one knows me like the piano
そのピアノ以上に僕を知ってる者はいない
in my mother's home
母の家のピアノ
You would show me I have something,
きみは僕が何か持っているとしめしてくれた
some people call a soul
それを「ソウル」という人もいる
And you drop-topped the sky, oh you arrived
きみは限界が無いことを示してくれた、そしてここに来たんだ
when I was three years old
僕が３歳だったころに
No one knows me like the piano
そのピアノ以上に僕を知ってる者はいない
in my mother's home
母の家のピアノ
[Chorus]
You know I left, I flew the nest
僕は去っていったでしょ、そう、巣を飛び立っていった
And you know I won't be long
あなたはそれが長くかからないって知っている
And in my chest you know me best
胸の奥であなたが僕を一番知っている
And you know I'll be back home
あなたは僕が戻って来るって知っているから
[Verse 2]
An angel by her side, all the times
彼女の側に天使がいる、いつの時だって
I knew we couldn't cope
僕たちはどうすることもできないって知っていた
They said that it's her time, no tears in sight,
人々は彼女にも時が来たんだって言っていた、涙を見せずに
I kept the feelings close
僕はその感情をとどめておいた
And you took hold of me and
そして君は僕を抱き寄せ
never, never, never let me go
決して、決して離さなかった
Cause no one knows me like the piano
なぜならそのピアノ以上に僕を知ってる者はいないから
in my mother's home
母の家のピアノ
In my mother's home
母の家のピアノ
考察
[Verse 1]ピアノについて歌っています
“And you drop-topped the sky”
“And you drop-topped the sky”
”きみは限界が無いことを示してくれた”
drop topとはオープンカーのあの天井開くやつのことです
空が見えますね、よく”The sky is the limit”
空が限界だ＝限界はないんだ という表現があります。
ですから、ピアノが空を開いてくれた、
自分の限界は無いことを教えてくれた、ということだと思います。
[Chorus]母に向けて歌っています
Samphaの母はガンでした。そのために彼は母の元へ帰って来た
のですが、母は彼がいつか帰ってくることはわかっていたのでしょう
ここの直前から打つバスドラが気持ちいいですね
[Verse 2]
医者に母がもう長くないと宣告され、母も彼ももうどうすることも
できないとわかっていたようです。
大切な人を失うのは心を引き裂かれる思いです。
彼はその思いをピアノにぶつけたのでしょう
それを受け止め理解してくれたのが、
幼いころから弾いていた母のピアノなのです。
ストーリーも泣けますが
彼の歌声や音楽自体の表現力には泣かされますね。
みなさんも自分の大切な曲の理解を深めて
さらに自分のものにしてみてはいかがでしょうか
ではまた！☺
この和訳には、一人称や文末表現に和訳者の個人的なアーティストや曲に対する解釈が含まれていますが、
また違った和訳・解釈等ありましたら教えてくださいね。
また違った和訳・解釈等ありましたら教えてくださいね。
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素敵な考察、和訳だったので...初のコメント失礼します。
返信削除私も彼の音楽が大好きで
感情移入する曲が沢山あります。
これから沢山拝見させて頂きます！
コメントありがとうございます！
削除こういう音楽の楽しみ方ってすごく豊かなというか、心が満たされるものがありますよね、
いろいろ参考にして楽しんでいただけると幸いです :)